城下やえがき整形外科

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2025年06月08日 【整形外科でのリウマチ治療】痛みを我慢せず、早期治療を ─ あなたの生活の質を守るために

【整形外科でのリウマチ治療】痛みを我慢せず、早期治療を ─ あなたの生活の質を守るために

「朝起きたときに手がこわばる」「関節が腫れて痛む」「動かしづらい」——こうした症状がある方は、関節リウマチの可能性があります。リウマチは、放置しておくと関節が破壊され、日常生活に大きな支障をきたす進行性の病気です。

近年では、リウマチ治療は大きく進歩し、早期に適切な治療を始めれば、関節の破壊を抑えながら日常生活をほぼ問題なく送ることが可能です。しかし、そのためには整形外科での早期診断と継続的な治療が欠かせません。

リウマチとは?──自己免疫の異常による関節の炎症

リウマチ(関節リウマチ)は、自分自身の免疫が誤って関節の内側を攻撃してしまう「自己免疫疾患」の一種です。多くは30代~50代の女性に発症しやすいとされますが、近年では高齢者や若年層にも見られるようになっています。

主な症状としては以下のようなものが挙げられます:

  • 朝の関節のこわばり(30分以上続くことが多い)
  • 手指・手首・膝・足指などの関節の腫れや痛み
  • 疲れやすさ、微熱、食欲低下などの全身症状
  • 症状が左右対称に現れることが多い

これらが持続するようであれば、早急に整形外科の受診をおすすめします。

整形外科でのリウマチ治療のメリット

「リウマチは内科で診てもらうものでは?」と思われる方もいらっしゃいますが、実は整形外科でのリウマチ治療には明確な利点があります。

1. 骨・関節の専門家としての治療アプローチ

整形外科では、レントゲンやMRIなどを用いて関節の変形や骨の状態を正確に把握することができます。初期段階のわずかな変化も見逃さず、機能を保つための最適な治療計画を立てられます。

2. リハビリ・運動療法を組み合わせた総合的な治療

薬物療法だけでなく、リハビリテーションや装具療法を通じて、痛みの軽減や関節機能の維持・改善を図ることが可能です。当院では理学療法士によるマンツーマンの運動指導も行っております。

3. 定期的なフォローと治療内容の最適化

リウマチは長期的な経過観察が必要な病気です。整形外科では、定期的な診察を通じて、薬の効果や副作用を確認しながら、治療を柔軟に調整していきます。

当院で行っているリウマチ診療

当院では、リウマチの初期症状から診断、治療、フォローアップまで一貫して対応しています。主な対応内容は以下の通りです:

  • 血液検査(リウマトイド因子、抗CCP抗体など)
  • レントゲン・エコー・MRI検査による関節評価
  • 抗リウマチ薬(DMARDs)の処方と副作用管理
  • 生物学的製剤の導入相談
  • 装具や関節保護の指導、生活上のアドバイス
  • リハビリテーションによる関節機能の維持・改善

「早期発見・早期治療」があなたの未来を守ります

リウマチは「治らない病気」と思われがちですが、現在では寛解(症状がほぼ消失した状態)を目指すことが十分可能です。そのためには、早期に正確な診断を受け、継続的な治療に取り組むことが重要です。

特に働き世代や主婦の方は、「少し痛むけれど忙しいから」と放置してしまいがちです。しかし、治療開始が遅れるほど、関節の破壊は進行してしまいます。一日でも早く整形外科を受診し、将来の生活を守る一歩を踏み出していただきたいと考えています。

ご相談はお気軽に──整形外科は「痛みの窓口」です

当院では、関節の痛みやこわばりに不安を感じる方のご相談をいつでも受け付けています。「これはリウマチかもしれない」「手がうまく動かないけど、年齢のせい?」──そうした声に、整形外科医として丁寧にお応えいたします。

検査も治療も、負担の少ない方法からスタートできます。痛みや不安を我慢せず、どうぞお気軽にご来院ください。

整形外科でのリウマチ治療は「今」から始められます

「痛みのない明日へ」──私たちは、そのお手伝いができます。関節リウマチに対して、専門的な知識と技術をもとに、一人ひとりの症状に合わせた最適な治療を提供いたします。

整形外科に相談することが、リウマチと前向きに向き合う第一歩です。