城下やえがき整形外科

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2025年09月03日 クマからできた医薬品

青森県では、今春からクマ(ツキノワグマ)の出没件数が増加していることから、「ツキノワグマ出没警報」が発表されています。県内では人的被害も発生しており、八戸でも連日市内でクマが目撃されています。直近では7月28日に長苗代地区の馬淵川緑地付近での目撃情報がありました。青森県が作成した注意喚起チラシでは、クマに出会わないための行動やクマに出会ってしまった場合に注意すべきことが解説されています。

 

 

クマは人間にとって危険な動物ですが、日本人は古くから毛皮、肉、熊油、熊の胆(クマノイ)など、クマを余すところなく利用してきました。特にクマノイは、貴重な漢方薬として現在でも利用されています。その主成分のひとつでクマ類のみが持つウルソデオキシコール酸(UDCA)は化学的に合成可能となり、一般的な市販の胃腸薬に配合されています。UDCAは、脂肪の消化促進を通じて、胃もたれや腹部膨張感、食欲不振、胸つかえなどの症状に効能があります。クマがいなければ、私たちはこの恩恵を受けることはできなかったわけです。