城下やえがき整形外科

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2025年09月19日 二分膝蓋骨

二分膝蓋骨(にぶんしつがいこつ)について

皆さんは「二分膝蓋骨」という言葉をご存じでしょうか。

膝のお皿(膝蓋骨)は、通常ひとつの骨として成長しますが、まれに骨が完全にくっつかず、二つ以上のかけらに分かれたまま残ることがあります。これを二分膝蓋骨と呼びます。

どうして起こるの?

これは病気やケガで起こるものではなく、生まれつきの体質に近いものです。日本人では100人に1〜2人ほどの割合で見られ、珍しいものではありません。多くの方は無症状で、一生気づかないこともあります。

症状は?

普段は痛みがないことがほとんどですが、次のようなきっかけで症状が出ることがあります。

  • スポーツで膝をよく使ったとき
  • 転倒や打撲などで膝をぶつけたとき
  • 成長期の中高生で運動量が多いとき

症状としては「膝のお皿の外側が痛い」「膝の曲げ伸ばしで違和感がある」などが代表的です。

治療方法

多くの場合は手術が必要なく、次のような保存的な治療で改善します。

  • 安静・運動制限:膝に負担をかけないようにする
  • 湿布や内服薬:炎症や痛みを抑える
  • リハビリ:太ももの筋肉(特に大腿四頭筋)を鍛えることで膝の安定性を高める
  • サポーターやテーピング:膝への負担を軽くする

もし保存療法でどうしても改善しない場合や、スポーツ選手で強い痛みが続く場合には、手術で骨のかけらを取り除いたり固定したりすることもあります。ただしこれはごく一部のケースです。

予後(よご)

適切な治療を受ければ、多くの方が日常生活やスポーツに支障なく過ごせます。成長期を過ぎると自然に落ち着くことも多いので、過度に心配する必要はありません。

まとめ

二分膝蓋骨は「珍しい病気」ではなく、「体のつくりのひとつのバリエーション」です。

症状が出たときは、無理をせず整形外科を受診し、適切な診断と治療を受けることが大切です。