2017年10月15日 高齢発症リウマチの治療戦略、インフルエンザ予防接種
1)高齢発症リウマチの治療戦略
関節リウマチの治療目標として
関節の腫れや痛みを和らげて、
関節破壊の進行を止めて、
日常生活をできる限り維持できるようにすることだと思います
2)全身状態、B型肝炎
高齢者の場合、特に全身状態を鑑みて、薬を選択していきます。
MTXはリンパ増殖性疾患やB型肝炎の症例もあり、高井先生は70歳以上の初発RAでは使用を控えるとの事でした。
また間質性肺炎や身体障害者でも注意が必要です。
実際には
タクロリムスを使用したり、
プレドニンは少なめ(2-5mg)
重篤な副作用を起こさない
アバタセプトなど高齢者に対してエビデンスがある薬剤に選択
などなど工夫してます。
高井 修 先生の御講演にて
3)インフルエンザや肺炎球菌、予防接種
いい薬を使用するためにも、普段の検査や予防接種、健康診断を活用して、安全かつ有効な治療をするように説明してます。もちろん、それぞれ個人の考え方や生き方のポリシーはあるとは思いますが、平均寿命が女性90歳、男性80歳と長いことを考えると、健康寿命をできるだけ長くして、寝たきりなどの介護寿命を短くできればいいと考えてます。大学院の研究で地域住民の健康増進プロジェクトもの立ち上げをした経験もあり、健康寿命の大事さについて説明してます。
下記にインフルエンザのQ&Aのサイトも添付しておきます。
http://www.daiichisankyo-kv.co.jp/knowledge/faq/influenza.html
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